シナイ半島への自衛隊派遣を発表 安保法の新任務、初適用

 菅義偉官房長官は28日の記者会見で、エジプト・シナイ半島でイスラエル、エジプト両軍の停戦監視活動をする「多国籍軍・監視団」(MFO)に司令部要員として自衛隊員2人を派遣すると発表した。安全保障関連法で新設された任務である「国際連携平和安全活動」の初適用となる。

 菅氏は派遣の意義について「MFOへのさらなる貢献が可能となり、中東の平和と安定に資する」と強調。派遣時期については「実施計画や関連政令の策定、MFOや関係国との調整を実施したい。閣議決定と派遣の時期は確定していない」と述べるにとどめた。


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