シナイ半島に陸自隊員2人派遣へ 多国籍軍の司令部要員

エジプト・カイロ、シナイ半島、シャルムエルシェイク、イスラエル

 政府は27日、国家安全保障会議の4大臣会合を首相官邸で開き、エジプト・シナイ半島でイスラエル、エジプト両軍の停戦監視活動をする「多国籍軍・監視団」(MFO)に司令部要員として陸上自衛隊員2人を今春にも派遣する方針を決めた。複数の関係者が明らかにした。安全保障関連法で新設された任務である「国際連携平和安全活動」の初適用となる。岩屋毅防衛相が近く準備指示を出す方向だ。

 2015年に成立した安保関連法は、国連平和維持活動(PKO)と内容が似ているものの、国連が統括しない平和維持活動について、自衛隊の派遣を認める規定を新設した。


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