貴景勝、逸ノ城らと申し合い 踏み込みなど内容に課題

稽古をする貴景勝(中央)=大阪市生野区の勝山高校

 大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)で大関昇進を狙う関脇貴景勝は27日、千賀ノ浦部屋が場所前の稽古を行う大阪市生野区の勝山高校で出稽古に来た平幕逸ノ城らに6勝8敗と振るわず、内容面で今後に課題を残した。

 最初の相撲は体重200キロを超える逸ノ城を粘り強く押し切った。その後は本来の力強い踏み込みが少なく、引き技に落ちる場面もあった。

 申し合いをするのは先場所の千秋楽で右足裏を痛めてから初めて。「俺の中では良かった。もっと駄目かなと思ったけど、これはいいなという感覚があった。勝ち負けは稽古場で考えない」と冷静だった。


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