「地域おこし隊」が全国サミット 大規模災害支援に連携重要

地域おこし協力隊の全国サミットでパネル討論に参加する藤井裕也さん(中央)、矢羽田健太さん(左から2人目)ら=24日午後、東京都渋谷区

 総務省は24日、都市部の若者らが地方に移住して活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の全国サミットを東京都内で開いた。大規模災害を受け、パネル討論は「災害復興と協力隊」をテーマとし「信頼関係の構築が災害支援に生かせた」と各地の隊員同士の連携が重要と訴える意見が相次いだ。

 隊員や自治体関係者ら約千人が参加。討論には岡山県高梁市や大分県日田市で活動する隊員や経験者ら5人が登壇し、九州北部の豪雨や東日本大震災、西日本豪雨の被災地に対する支援の取り組みを説明した。

 協力隊は2009年度にスタートし、17年度は約千自治体で約5千人が特産品の販促活動などを行った。


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