予算案3月1日通過で与野党攻防 衆院、25日に集中審議

 国会は2019年度予算案の衆院通過を巡り、与野党の攻防が緊迫化する。25日は安倍晋三首相らが衆院予算委員会に出席し、社会保障に関する集中審議を開催。与党は予算の年度内成立を確実にするため、3月1日に衆院を通過させる構えだ。野党は、毎月勤労統計の調査方法が変更された背景に「官邸の関与」があったとみて追及を強化し、徹底審議を求める。

 与野党は予算案採決の前提となる中央公聴会の26日開催で合意。27日には分科会を開く。与党は当初、28日の衆院通過を狙っていたが、桜田義孝五輪相が21日の予算委に遅刻し、審議が中断したため目算が狂った。


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