防衛相、水陸機動団を初視察 離島防衛をアピール

陸上自衛隊相浦駐屯地で水陸両用車「AAV7」に乗り、手を上げる岩屋防衛相=23日午後、長崎県佐世保市

 岩屋毅防衛相は23日、陸上自衛隊相浦駐屯地(長崎県佐世保市)で、沖縄県・尖閣諸島など南西諸島を想定した離島防衛の専門部隊「水陸機動団」を防衛相として初めて視察した。新たな「防衛計画の大綱」が抑止力強化策の一環と位置付けた水陸機動団の重要性をアピールする狙い。

 岩屋氏は、上陸作戦時に水陸両用車「AAV7」が敵からの砲撃などによって浸水した際、隊員が緊急脱出する訓練を視察した。その後、記者団に「島しょ防衛で極めて重要な役割を果たしてもらうことが、抑止力強化につながる」と意義を強調した。


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