辺野古、地盤改良で工期長期化 沖縄県、計画変更に反発

沖縄県名護市辺野古の沿岸部。右側が軟弱地盤が存在する海域=2018年12月

 岩屋毅防衛相は22日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、埋め立て予定海域に存在する軟弱地盤の改良工事に伴い、工期が一定程度、長期化するとの認識を示した。「地盤改良という新たな要素が加わったので、その分は延びていく」と明言した。政府は、軟弱地盤の広がる埋め立て予定海域東側の海底に、砂を締め固めたくい約7万7千本を打ち込み、地盤を強化する工法を検討している。

 岩屋氏は、工期の延長をこれまでの記者会見で明確化していなかった。沖縄県は、地盤改良工事が当初計画と異なるとして反発している。


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