ウクライナ、欧州統合の道を選択 国家安保会議書記が見解示す

2014年2月、ウクライナ・キエフの独立広場で演説する大統領代行のトゥルチノフ氏(ロイター=共同)

 親ロシア政権が崩壊した2014年2月のウクライナ政変から5年。ウクライナのトゥルチノフ国家安全保障防衛会議書記は21日までに共同通信と会見し、政変を機に同国が「ロシアによる侵略戦争を耐え抜き、欧州統合への道を選択した」との見解を示した。

 ウクライナでは13年に親ロシアのヤヌコビッチ大統領が欧州連合(EU)との連合協定締結を先送りし、首都キエフで抗議行動が起きた。14年2月に治安部隊との衝突でデモ隊の100人超が死亡、同月22日にヤヌコビッチ氏が逃亡し政権が崩壊した。当時最高会議(議会)議長のトゥルチノフ氏は大統領代行に選出され、難局への対応に当たった。


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