2019年2月21日 11:01 | 無料公開
ハンガリー・ブダペストで披露された黒森神楽に、飛び入り参加した子供たち=20日(共同)
【ブダペスト共同】東日本大震災で被災した岩手県宮古市と宮城県登米市の有志らが20日夜、地域伝統の神楽を、東欧ハンガリーの首都ブダペストで初披露した。今年は日本とハンガリーの国交樹立150周年で、会場の劇場は両国友好と被災時の支援への感謝を込めた舞の熱気に包まれた。
宮古市の黒森神社を拠点とする黒森神楽の神楽衆は、大漁と安全を祈る「恵比寿舞」や災厄を払う「権現舞」などを上演。登米市の稲荷神社が本拠の上町法印神楽の神楽衆は、「日本武尊」や「道祖」を演じた。
公演は国際交流基金の事業で、23日には国交樹立100年のポーランドでも神楽を披露する。