日本の書き下ろし小説、英で出版 現代文学を世界に紹介

出版された3作を手にする英国の出版社「レッド・サークル」のリチャード・ネイサンさん=2018年12月、ロンドン(共同)

 【ロンドン共同】日本の現代文学をもっと英語圏の読者に紹介しようと、ロンドンの出版社「レッド・サークル」が日本人作家らによる書き下ろし小説を英訳し、英国で出版する異例の試みを始めた。昨年11月には直木賞作家白石一文さんらの短編3作をリリース。同社は日本文学を世界に広める役割を担いたいと意気込んでいる。

 3作は白石さんの「スタンドイン・コンパニオン(代替伴侶)」、フランス文学者で作家の花輪莞爾さんの「バックライト(逆光線)」、日本語と英語で創作を続けるオーストラリアの作家ロジャー・パルバースさんの「トウキョウ・パフォーマンス」。いずれも日本では未発表。


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