IS、2百家族の脱出阻止 シリア支配地域で

 【ジュネーブ共同】国連のバチェレ人権高等弁務官は19日、声明を発表し、米軍主導の有志連合が制圧を目指す過激派組織「イスラム国」(IS)のシリア支配地域に約200家族の市民が脱出を阻止され取り残されているとみられると明らかにした。バチェレ氏は市民が人質として利用され続けていると非難し、内戦当事者に脱出路の確保を求めた。

 バチェレ氏は、捕らわれている市民には「多くの女性や子どもが含まれている」と述べ、ISにより脱出を妨げられていると指摘。有志連合による空爆などの攻撃にさらされ、多くの死傷者を出していると訴えた。


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