内閣府、民間シェルター強化検討 DVや児童虐待の被害者支援で

 ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者を一時的に保護する民間シェルターの機能強化に向け、内閣府は有識者検討会を立ち上げ、議論を始めている。DVと児童虐待が同時に起こるケースもあり、千葉県野田市の小4女児死亡事件でも問題になっている。

 片山さつき男女共同参画担当相は19日の閣議後会見で「DVと虐待が併存、相互作用して起きている。母子一体で避難できるシェルターの拡充など包括的に取り組むべきだ」と話した。

 検討会は今月1日に初会合を開催。民間シェルターの運営団体は都道府県が把握しているだけで全国に107あり、多くが人材足などの課題を抱えていると報告された。


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