農業アイドル自殺訴訟で初弁論 遺族「真実明らかに」東京地裁

 愛媛県を拠点に活動する農業アイドル「愛の葉Girls」のメンバーだった大本萌景さん=当時(16)=が自殺したのは、所属会社「Hプロジェクト」(松山市)のパワハラや過酷な労働環境が原因だとして、遺族が同社や社長らに損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が18日、東京地裁で開かれた。母幸栄さん(43)が意見陳述し「萌景は二度と戻ってこない。裁判で真実を明らかにしてほしい」と涙ながらに訴えた。

 会社側は争う姿勢を示した。弁論後、会社側代理人の渥美陽子弁護士は東京都内で記者会見し「拘束時間は自由時間を含んだもので過重労働はなかった」と話した。


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