短編映像で平和の貴さ発信 反核署名集める長崎高校生

動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した、被爆者の故谷口稜曄さんらの動画の編集に携わった里道彩夏さん=15日午後、長崎市

 核兵器廃絶署名に取り組む長崎の高校生らは15日、被爆者の証言や自らの活動の様子をまとめた短編映像2本を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。若い世代に平和の貴さを発信する狙い。

 映像はユーチューブの「高校生1万人署名活動実行委員会」チャンネルで見ることができる。約3分の動画は、長崎原爆で焼けただれた体を撮った「赤い背中の少年」の被写体として知られ、反核運動の象徴的存在だった故谷口稜曄さんが「核と人類は共存できない」などと説く様子を紹介。1分半ほどの動画はJR長崎駅前で署名を募る生徒や集めた署名を国連機関に毎年届ける「高校生平和大使」の活動をまとめた。


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