はしか、全国拡大の懸念 過去10年で最多の勢い

2016年9月、はしかの感染対策で行われた関西空港従業員へのワクチン接種

 今年に入り、はしかの患者数が急増している。国立感染症研究所の最新の集計では148人報告され、既に昨年1年間の患者数の半数を超え、過去10年で最多ペースだ。同じ空間に短い間いるだけで空気感染するなど、極めて感染力が強いのが特徴で、集会や百貨店での集団感染も起きたほか、患者が新幹線で長距離を移動したことも発覚。全国に広がる懸念も出ており、専門家はワクチン接種の徹底を呼び掛けている。

 津市では、昨年末開催の宗教団体の研修会に参加した10〜20代の間で感染が広がり、三重県内で今年約50人の患者が報告され、和歌山や愛知、岐阜にも飛び火した。


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