NASA新宇宙基地と月面を往復 2028年に飛行士着陸へ

月着陸船と月面で活動する宇宙飛行士の想像図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は14日、宇宙飛行士を運ぶ月面着陸船を米企業と協力して開発する構想を発表した。月の周回軌道に建設する新たな宇宙ステーションと月面を往復する再利用型を目指す。2024年に試験飛行を始め、28年に飛行士を月面に送り込む計画だ。

 構想によると、当面は地球から運び込んだ燃料を使って新ステーションと月面との間を行き来する着陸船を開発する。その後、月に存在する水分から水素を作るなど、月の資源を利用して、着陸船の往復につなげる。

 NASAのブライデンスタイン局長は会見で「月面に持続可能な形で滞在できるようにしたい」と述べた。


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