2019年2月14日 17:24 | 無料公開
和歌山県太地町のイルカ追い込み漁を巡り、環境保護団体の代表らが、苦痛を与える手法での漁は動物愛護法に違反するなどとして、県や知事を相手取り、地元組合の漁業許可の取り消しを求める訴訟を和歌山地裁に起こしたことが14日、分かった。
原告は長野県に拠点を置く団体「Life Investigation Agency」代表の男性(45)と、太地町の住民の計2人。オーストラリアのイルカ保護団体も訴訟を支援している。
訴状によると、複数の船でイルカの群れを囲んで浅瀬に追い込み、ナイフなどで刺して捕獲する追い込み漁は、イルカに苦痛を与える残酷な方法だと主張している。