愛媛県庁に匿名で1億円寄付か 劣化進んだ大量の1万円札

愛媛県庁で報道陣に公開された匿名寄付の紙幣=14日

 愛媛県は14日、現金で推計1億円程度の寄付が匿名であったと発表し、報道陣に公開した。県によると、1月29日に知事宛ての段ボール箱が県庁に届き、劣化が進んだ1万円札が大量に入っていた。日本銀行に紙幣の確認と交換を依頼する。中村時広知事は昨年7月の西日本豪雨の復旧事業などに活用する意向を示した。

 1万円札は変色し、くっついた状態で複数の束になり、容易に剥がせない状態。差出人の記載はあったが、中に入っていた手書きの手紙に住所や氏名は架空と記されていた。「役に立ててほしい。そっとしておいてほしい」との内容が書かれていたという。


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