北海道庁爆破で第3次再審請求 大森死刑囚「筆跡は別人」

大森勝久死刑囚

 1976年に2人が死亡、95人が重軽傷を負った北海道庁爆破事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した大森勝久死刑囚(69)が14日までに、札幌地裁に第3次再審請求をしたことが弁護団への取材で分かった。請求は8日付。大森死刑囚は無罪を主張している。

 弁護団は、事件発生後に地下鉄駅のコインロッカーから見つかった犯行声明文に手書きされた3カ所の「※」印と、大森死刑囚がノートなどに書いていた印をコンピューターで解析。声明文の印は別人が書いた可能性が97・6〜98・8%とする鑑定書など7点を新証拠として提出した。


  • LINEで送る