75歳以上の死亡事故、460件 全体の14%、過去最高

 75歳以上のドライバーが起こし、過失の最も重い「第1当事者」となった死亡事故が、2018年は前年を42件上回る460件あったことが14日、警察庁の集計で分かった。全体の3099件の14・8%を占め、割合として過去最高を記録した。5年連続で減少した運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数も増加に転じ、高齢者事故対策の難しさが浮き彫りとなった。

 警察庁によると、75歳以上の免許保有者は年々増加し、18年12月末時点で約563万人。担当者は「団塊世代が高齢者層となるため、さらなる事故対策が必要」と話している。


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