辺野古移設巡り、県民投票が告示 24日、沖縄全県で一斉実施

埋め立て作業が進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部=13日(小型無人機から)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票が14日、告示された。選挙と異なり、辺野古移設の賛否に絞って県民が直接審判を下すのは初めて。結果は政府を拘束しないが、示された民意に国がどう対応するかが焦点となる。一部の離島を除き、24日に県内全域で一斉に投開票される。

 移設阻止を掲げる玉城デニー知事は反対の民意を明確化させ、国に移設断念を迫りたい考え。一方の国は、日米同盟の抑止力維持や普天間の危険性除去を理由に、結果によらず工事を続ける方針だ。

 ただ、対応次第では4月に控える衆院沖縄3区補欠選挙や夏の参院選に影響する可能性がある。


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