フィリピン、政権批判の記者逮捕 報復か、名誉毀損容疑

13日、逮捕状が出され、マニラ首都圏にあるニュースサイト「ラップラー」の事務所を後にするマリア・レッサ氏(ロイター=共同)

 【マニラ共同】フィリピン国家捜査局(NBI)は13日、インターネットの記事で男性ビジネスマンの名誉を毀損したとの容疑で、ドゥテルテ政権批判の報道で知られるニュースサイト「ラップラー」の最高経営責任者(CEO)で著名女性ジャーナリストのマリア・レッサ氏を逮捕した。批判報道への報復の可能性がある。

 レッサ氏は米CNNテレビのマニラ支局長などを務め、昨年6月、世界新聞・ニュース発行者協会(WAN―IFRA)から、報道の自由に寄与したジャーナリストに授与される2018年度の「自由のための金ペン賞」を贈られた。


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