2019年2月13日 19:31 | 無料公開
13日、バンコクで、タイ国家維持党のポスターの近くを歩く通行人ら(AP=共同)
【バンコク共同】タイ選挙管理委員会は13日、ウボンラット王女(67)を党の首相候補に擁立したものの国王の命令で取りやめたタクシン元首相派政党、タイ国家維持党について、憲法違反の行為があったとして、同党を解党すべきかどうか審理するよう憲法裁判所に要請した。
選管は、王室が政治性のない存在であることを規定した憲法に同党の行為が反すると結論付けた。選挙関連法である政党法には、国王を元首とする民主主義に反する行為が判明した政党は解党させられるとの規定がある。解党なら、タイ国家維持党からの立候補は不可能となり、タクシン派の議席数に影響を与えることになる。