2019年2月12日 19:02 | 無料公開
三菱マテリアルは12日、2019年3月期の連結純利益予想を250億円から100億円に下方修正した。製品データ不正があった子会社ダイヤメット(新潟市)の生産設備の増強費用がかさんだことなどが響いた。
三菱マテリアルが昨年、公表したデータ不正に関する最終報告書は、利益を優先して能力を超える受注を顧客から受けた結果、不合格品が増え、データ改ざんが常態化したと指摘している。
売上高予想も1兆6600億円から1兆6500億円に引き下げた。中国の景気減速で中国向け家電部品の販売が想定を下回る見込みとなったほか、インドネシアで溶鉱炉修繕後の操業再開が遅れたことが要因。