和平見据え、日本総領事館始動 フィリピンのミンダナオ島ダバオ

フィリピン・ダバオの日本総領事館開館式典で乾杯する河野外相(左端)ら=10日(共同)

 【ダバオ共同】フィリピン南部ミンダナオ島ダバオで10日、日本総領事館の開館式典が開かれた。ドゥテルテ大統領は通算20年以上、ダバオの市長を務めた。ミンダナオ和平の進展や南シナ海問題など安全保障上の課題を見据え、総領事館の本格始動で両国関係を強化する狙いだ。

 出席した河野太郎外相は、現地名産のドリアンが好物で「常々“ドリアンの首都”ダバオを訪れたいと思っていた。総領事館開設はいい口実になった」と笑いを誘った。

 フィリピンのロレンザーナ国防相やイスラム最大勢力、モロ・イスラム解放戦線(MILF)のムラド・エブラヒム議長らも参加し。


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