2019年2月8日 00:12 | 無料公開
新たに物件の施工不良が見つかり、記者会見するレオパレス21の深山英世社長=7日午後、東京都内
賃貸アパート大手のレオパレス21は7日、新たに33都府県にある1324棟の物件で壁や天井などに施工不良が見つかったと発表した。入居者は計1万4443人で、天井の耐火性能が不足する641棟の7782人に速やかに転居を要請し、他の問題物件の入居者全員にも促す異例の対応に踏み切る。費用は同社が負担する。昨年5月の公表分は12都府県だった。
国土交通省は原因究明と再発防止策の報告を指示した。補修工事費用が響き、レオパレスの通期赤字予想は悪化。深山英世社長ら取締役が役員報酬の一部を返上する。
深山氏は東京都内の本社で記者会見し「誠に申し訳ない」と陳謝した。