児相と警察署が情報共有へ、埼玉 虐待で専用回線

 埼玉県が、県内の児童相談所と警察署を専用ネットワークでつなぎ、虐待の疑いがある全ての事案をリアルタイムで共有する方針を決めたことが7日、県への取材で分かった。システム開発の費用を2019年度予算案に計上する。県によると、児相と警察署が情報共有する仕組みは全国でも珍しいという。

 新システムは、児相と警察署に専用端末を設置。虐待の疑いがある事案について、児相が被害児童名や住所、家族状況や一時保護などの内容を入力すると、警察署が即座に確認できる。これらの情報を基に警察署が対応した結果も共有する。


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