2019年2月7日 18:56 | 無料公開
ルノー本社=パリ(ゲッティ=共同)
【パリ共同】フランス自動車大手ルノーは7日、会長兼最高経営責任者(CEO)だったカルロス・ゴーン被告による会社資金の不正使用疑惑について、司法当局に通報することを決めたと発表した。
フランス紙フィガロは6日、ゴーン被告が2016年に同国のベルサイユ宮殿で結婚披露宴を開いた際、先だってルノーと宮殿との間で芸術文化を支援するメセナ事業の契約が結ばれ、その見返りとして宮殿の使用が認められたと報じていた。
ゴーン被告を巡っては、これまで会長を務めていた日産自動車で多くの不正疑惑が浮上。ルノーでも不正を行った初の例となる可能性がある。