29道府県で外国人転入超過 仕事求め移動活発化か

外国人の転出・転入超過数の上位10都道府県

 2018年に外国人の転入者が転出者を上回る「転入超過」だったのは、都道府県全体の6割に当たる29道府県に上ることが7日、分かった。自治体間の人の動きをまとめた総務省の人口移動報告に基づき、共同通信が独自に算出した。日本人を含めた全体では転入超過は8都府県にとどまっており、製造業を中心に条件の良い仕事を求めて、外国人の国内移動が活発化している状況が浮かんだ。

 同省が1月31日に公表した人口移動報告は外国人に限ったデータを公表していないため、全体数から日本人の数を差し引いた。住民登録をした人のみで、海外からの転入や日本からの転出は含まれていない。


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