原燃社長、再処理工場完成に全力 21年度上半期目標

インタビューに応じる日本原燃の増田尚宏社長

 日本原燃の増田尚宏社長は6日、原発の使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)について「2021年度上半期の完成目標は間違いなく維持できる」と述べ、目標達成に全力を挙げる考えを強調した。青森市内で共同通信のインタビューに応じた。

 国は、使用済み燃料からウランとプルトニウムを取り出し加工した上で燃料として再利用する核燃料サイクル政策を掲げており、再処理工場はこの政策の中核施設。1993年に着工、当初の完成目標は97年だったが、トラブルが続いたことなどから20年以上遅れており、信頼性や安全性を不安視する声もある。


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