相撲協会、暴力防止研修2日目 他競技の事例交え説明

暴力問題など不祥事の再発防止に向けた研修後、取材に応じる力士会会長の横綱鶴竜関=5日午後、東京・両国国技館

 日本相撲協会は5日、暴力問題など不祥事の再発防止に向けた「研修ウイーク」の2日目として、東京都墨田区の両国国技館で十両以上の関取衆を対象に研修を行った。

 内容は非公開で、力士会会長の横綱鶴竜関によると、日本スポーツ法学会理事の棚村政行早稲田大教授がスクリーンを使い、柔道やレスリングなどで起きた暴力、パワハラ問題に触れながら、暴力を用いた問題解決策のマイナス面などを説明したという。研修後、鶴竜関は「自分は関係ない、大丈夫などと思わず(当事者)意識を持つ必要がある」と述べた。

 協会は1月末には鳴戸部屋での暴力行為が発覚した。


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