女優の宮崎美子が、アフリカ南部に位置するレソトの親善大使に選ばれ、東京都内で開かれた就任式に出席した。

　パレサ・モセツェ駐日大使から委嘱状を受け取った宮崎は「レソトがどこにあるかも知らなかったので『なぜ私に？』と戸惑いましたが、美しい自然や経済的な困難を、多くの日本人に伝えるのが使命だと思います」とあいさつした。

　南アフリカ産の生地で作られた青い民俗衣装に身を包んだ宮崎は「昨年還暦を迎え、周りに赤い物が増えたので、青をお願いしました」と苦笑い。記者から「一世を風靡したＣＭの水着と同じ色ですね」と水を向けられると、「初心に帰るということで」と“ピカピカ”の笑顔を見せた。

　南アフリカに四方を囲まれたレソトは国内で最も低い地点が、海抜１４００メートルの地点に位置することから「天空の王国」と呼ばれる。