東京医科大で一般入試 不正入試の発端、志願者激減

東京医科大の一般入試の試験会場=2日、東京都新宿区

 女子や浪人生への差別といった一連の不正入試問題の発端となった東京医科大で2日、今春の新入生を選ぶ医学部医学科の一般入試が行われた。関係者によると、今年の志願者は昨年の2935人から大幅に減り、半数以下に落ち込んだという。

 追加合格者44人を4月に受け入れるため、募集人数が本来の75人から34人に減ったことも志願者激減の理由とみられる。受験会場も予定の2カ所から1カ所に減らした。

 4浪で受験した埼玉県の男性(22)は「今年は公正な入試をしてほしい」と要望。「試験に合格して医師になったら、レッテルを貼られないように、力をつけるよう努力していきたい」と話した。


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