真夏の五輪、雪で暑さ対策を さいたま市が実証実験

東京都内のイベントで、新潟県南魚沼市から運ばれた雪をパックに詰める人たち=2018年8月

 2020年東京五輪でサッカーなどの会場となるさいたま市は1日、新潟県南魚沼市の雪を活用した暑さ対策に乗り出すと発表した。涼しい空気を吹き出す「雪のクーラー」を会場周辺に設置したり、小さな袋に詰めた雪を配ったりして来場者をもてなすことを検討している。

 さいたま市では昨年7月に観測史上最高となる39・3度を記録し、熱中症対策が急務になっている。サッカー会場の埼玉スタジアム2002と、バスケットボール会場のさいたまスーパーアリーナ周辺での実施を想定。今夏の実証実験に向け、当初予算案に費用を計上する。


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