さいたま市保育所入所選考にAI 来春から導入

 さいたま市は1日、認可保育所などの入所選考作業に、人工知能(AI)を導入すると発表した。業務効率化による職員の負担軽減や、保護者に結果を早く伝えられるなどの利点がある。2019年度当初予算案に約655万円を計上し、20年春入所者の選考から運用を目指す。

 入所選考は、親の勤務状況や世帯構成などを点数化し、高い順から希望の保育所に振り分ける。同市では、きょうだいがいる場合の「同じ施設に入れるまで待つ」「別の施設でも近ければ入りたい」など様々な要望に配慮し、職員が手作業で振り分けていたため時間がかかっていた。

 市によると、保護者への結果通知も1週間程度早まる。


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