五輪選手の移動時間大幅増 選手村と会場間、当初の3倍も

2020年東京五輪・パラリンピックの開幕に向け、都心臨海部で建設が進む選手村。手前右は晴海客船ターミナル=30日、東京・晴海

 2020年東京五輪・パラリンピックで、選手村(中央区晴海)から各競技会場までの移動に要する時間の目安について、大会組織委員会が国内の各競技団体に示した試算の全容が31日、判明した。招致段階で10分としていた新国立競技場(新宿区)まで大会期間中は30分になるなど、大半の会場で移動時間が増大。重要課題の一つである輸送の難しさが改めて浮き彫りとなった。

 競泳などが行われる五輪水泳センター(江東区)は招致段階で10分と見込んでいた移動時間が20分に、柔道や空手会場の日本武道館(千代田区)までは20分の想定から30分に延びた。


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