2019年1月30日 19:47 | 無料公開
名古屋城天守閣のしゃちほこ=名古屋市(名古屋城総合事務所提供)
名古屋城の木造復元を巡り、名古屋市は30日、復元の手法を議論する有識者会議「天守閣部会」を開き、内部を木製にしたり、青銅製にしたりして20金で仕上げた金のしゃちほこを新調する案を説明した。有識者からは、現在のしゃちほこを再利用すべきだとの意見が多く出たため、市は再度検討し直す方針。
市によると、名古屋城の天守閣は1945年に空襲で焼失した。現在のしゃちほこは内部が青銅製、18金で仕上げたもので、59年に鉄筋コンクリートで天守閣が再建された際に作られた。
木造復元を巡っては、市は2022年12月の完成を目標にしているが、必要な文化庁の許可を得られていない。