2019年1月30日 19:14 | 無料公開
核燃料サイクル工学研究所=茨城県東海村
日本原子力研究開発機構は30日、茨城県東海村にある核燃料サイクル工学研究所の放射線管理区域内で放射性物質漏れがあったと明らかにした。人への影響は確認中としている。放射性物質は外部には漏れていないとみられる。
機構などによると、現場はプルトニウム燃料第2開発室で、発生は午後2時半ごろ。作業員9人が、プルトニウムが含まれているとみられる核燃料物質を、密閉状態の実験設備「グローブボックス」から取り出そうとした際、放射性物質の漏えいを検知する警報が鳴った。核燃料物質は容器に入れられ、ビニールバッグに包まれていたという。