泊原発、データ送信忘れ 国の緊急時システムに

 北海道電力は29日、泊原発1〜3号機(泊村)から、原発の状態を把握する国の緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ送信の再開が約3時間遅れたと発表した。設備の点検作業が終了した後、担当者が送信再開の操作を忘れていたことが原因という。泊原発は現在、運転停止中で、異常はなかった。

 北海道電によると、点検作業は原子力規制庁に届け出た上で、25日午前9時から28日午後9時まで実施していた。作業が終了してもデータ送信が再開されないことに規制庁が気付き発覚した。北海道電は「再発防止対策を徹底する」としている。


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