立民、野党候補一本化「早急に」 国民と主導権争いも

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は29日の記者会見で、夏の参院選に向けた改選1人区での野党候補一本化の調整について「早急に進めたい」と意欲を示した。野党6党派の幹事長レベルで協議する構えだ。ただ立民は国民民主党と参院の国会運営などを巡り主導権争いを演じており、順調に進むかどうかは見通せない。

 野党6党派は28日の党首会談で、全国32の1人区で「速やかに候補者一本化のための調整を図る」と文書で合意した。これまで国民や共産党が野党の選挙協力に関する迅速な話し合いを促していたのに対し、立民は「4月の統一地方選後まで待つべきだ」との考えを示していた。


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