ミャンマー、改憲審議の委員会を 与党、緊急動議で設置提案

 【ヤンゴン共同】ミャンマーの与党、国民民主連盟(NLD)の議員は29日、国軍の政治関与を認めた現行憲法の改正を審議するため、上下両院の合同委員会の設置を求める緊急動議を議会に提出した。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が事実上率いる政権として、民主化に取り組む姿勢を国内外に強調する目的があるとみられる。

 軍事政権時代の2008年に制定された憲法では議員定数の4分の1が軍人枠で、国防相など治安担当閣僚も軍が指名。外国籍の家族がいれば大統領になれないとの規定もあり、スー・チー氏の就任を阻んでいる。


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