沖縄県議会、3択の投票条例成立 辺野古移設賛否、全会一致ならず

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票改正条例案を可決した沖縄県議会=29日午後

 沖縄県議会は29日の本会議で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票を巡り、選択肢に「どちらでもない」を加え、3択とするための改正条例案を賛成多数で可決した。県政野党の自民党の一部が反対したため、全会一致とはならなかった。全会一致は不参加表明していた自治体が参加するための条件とされ、再び首長の判断が焦点となる。

 条例改正は辺野古沿岸部の埋め立てについて「賛成」「反対」に「どちらでもない」を付け加える内容。29日午後の県議会米軍基地関係特別委員会で自民党議員が退席する中、可決された。


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