タイ、プラユット首相続投へ運動 4閣僚が辞任表明、党務に専念

29日、閣僚職を辞任することを表明したタイのウッタマ工業相(左から2人目)ら=バンコク(共同)

 【バンコク共同】タイの親軍政政党「国民国家の力党」の主要メンバーであるウッタマ工業相ら現職の4閣僚が29日、辞任すると表明した。3月の下院総選挙に向けて党務に専念するのが目的で、プラユット首相の続投のため選挙キャンペーンを加速させる。

 辞任は30日付。国民国家の力党代表を務めるウッタマ氏は記者会見で、「政治活動に適した時期になったと判断し、辞任を決めた」と述べ、今後は同党の選挙キャンペーンに貢献していくとした。同党は近く、党の首相候補にプラユット氏を決定する方針だ。

 党の主要ポストと閣僚を兼務することに他党から批判も出ていた。


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