横審新委員長に矢野氏就任 「横綱は模範に」

横綱審議委員会の定例会合後、記者の質問に答える北村正任委員長(中央)。左は次期委員長の矢野弘典委員=28日午後、東京・両国国技館

 東京都墨田区の両国国技館で28日、日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が開かれ、矢野弘典委員(78)=産業雇用安定センター会長=を新委員長に選出した。

 横審は番付最高位の横綱への「お目付け役」とされる。2012年7月から委員を務める矢野新委員長は「横綱は相撲界の象徴。土俵外でも品格、言動など模範となり、引っ張る自覚を持ってほしい」と述べた。

 北村正任委員長は5期10年の任期満了で退任。「稀勢の里とともに歩んだ2年間だった。何で私が委員長の時にこんなに(いろいろあるのか)と思うが、ほっとしている」と語った。


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