2019年1月28日 20:24 | 無料公開
日本原子力研究開発機構は28日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の使用済み核燃料について、本年度の取り出し作業を終了すると明らかにした。29日から、取り出しに使う燃料出入機などの検査に入るためで、7月に再開する。
機構は当初、昨年末までに「燃料貯蔵設備」から計100体を取り出すとしていたが、機器トラブルが相次ぎ、完了時期を今月に延期。その後もトラブルが続いたため計画達成を断念し、これまでに取り出したのは86体にとどまった。
機構によると、7月からは原子炉にある燃料の取り出しを始める。22年末までに計530体の取り出しを終える計画に変更はないという。