玉鷲初優勝、モンゴル勢7人目 貴景勝は初の技能賞

初優勝を決め、支度部屋で目頭を押さえる玉鷲=両国国技館

 大相撲初場所千秋楽(27日・両国国技館)関脇玉鷲が平幕遠藤を突き落とし、13勝2敗で初優勝した。関脇の優勝は昨年名古屋場所の御嶽海以来。先場所は小結だった貴景勝が制し、関脇以下の連続優勝は2000年初〜夏の3場所連続以来19年ぶり。

 モンゴル勢7人目の制覇で、34歳2カ月での初優勝は年6場所制となった1958年以降で2番目の年長。初土俵から90場所、新入幕から62場所は、ともに史上4番目に遅い。殊勲賞と敢闘賞も初受賞した。

 1差で追っていた関脇貴景勝は大関豪栄道に押し出されて11勝4敗。初の技能賞を獲得したが、場所後の大関昇進を見送られた。


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