新幹線N700S、五輪直前登場 次世代の新型車両、JR東海

試験走行でJR東京駅に到着した東海道新幹線の新型車両「N700S」=2018年6月

 JR東海は25日、東海道新幹線の新型車両「N700S」を営業運転に投入する時期を2020年7月上旬と発表した。7月24日に予定されている東京五輪の開会式直前のデビューとなる。最初に登場するのは5編成で、22年度末までに計40編成となる。車両の製作などにかかる費用は約2400億円という。

 N700Sは最高速度285キロを維持する一方、地震や長時間停電など緊急時の対応能力向上を図った。金子慎社長は記者会見で「最先端の技術を実感できる」とアピールした。

 JR東海によると、ブレーキ性能の改良で、地震の際に停止するまでの距離が、N700Aに比べ5%短縮した。


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