2019年1月25日 02:00 | 無料公開
文部科学省は24日、5年間で法学部と法科大学院を修了し、司法試験受験が可能となる2020年度創設予定の「法曹コース」の入学者選抜で、近隣に法科大学院がない大都市圏以外の地域にある法学部の出身者らを受け入れる特別枠の設置を認める方針を決めた。地方を中心に法科大学院の廃止が相次ぐ中、意欲ある優秀な学生が学べる場を確保するのが狙い。
特別枠出身者には、法曹資格を得てからの一定期間の地方勤務といった条件は課さない。ただ、文科省は各地で活躍する法曹の養成につながるとみており、コース創設を機に地方枠の拡大を図っていく方針だ。