海の微小プラ、2030年に倍増 北太平洋集中、九州大分析

海に浮かんだ大量のプラスチックごみ(米海洋大気局提供)

 海の汚染が深刻化している微小なマイクロプラスチックの発生がこのまま続くと、日本近海を含む北太平洋で海水1立方メートル当たりに含まれる量(重量換算)が2030年に現在の2倍、60年ごろには4倍になるとの分析を九州大などのチームが24日、発表した。

 海洋生態系への影響が懸念されており、チームの磯辺篤彦・九州大教授(海洋物理学)は「プラスチック製品の使用削減などの対策を各国は急ぐべきだ」と話す。


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