根本厚労相、3月追加支給と表明 衆院委、不正統計問題で陳謝

衆院厚労委の閉会中審査で、答弁する根本厚労相=24日午前

 毎月勤労統計の不正調査問題を巡り、根本匠厚生労働相は24日午前の衆院厚労委員会の閉会中審査で陳謝し、延べ約2015万人に過少支給が発生している雇用保険などについて、現在の受給者には3月から6月までに順次支給すると表明した。不正が発覚してから初の国会論戦で、与党議員からも「組織的関与、隠蔽だ」との批判が出た。

 野党は勤労統計の再集計で昨年の賃金の伸び率が大幅に縮小したことを「アベノミクス偽装」と批判し、根本氏の責任を追及する構えだ。

 根本氏は厚労委の冒頭、「国民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と述べた。


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